平成21年 6月定例会(第3回) 平成21年第3回
小山市議会定例会議 事 日 程 (第1号) 平成21年6月4日(木曜日)午前10時12分開会 開会及び開議 諸般の報告 日程第1
会議録署名議員の指名の件 日程第2 会期決定の件 日程第3
市政一般報告の件 日程第4 議案第48号ないし第56号及び報告第4号ないし第7号の件、上程、
市長提案理由の説明 日程第5 議案第56号の件、説明、質疑、討論、採決 日程第6 議員派遣の件 次会日程の報告 散 会 出席議員(29名) 1番 中 屋 大 2番 福 田 洋 一 3番 五 十 畑 一 幸 4番 大 橋 一 巳 5番 白 石 資 隆 6番 大 出 ハ マ 7番 浅 野 和 朋 8番 安 藤 良 子 9番 岸 興 平 10番 岩 崎 昇 11番 小 林 敬 治 12番 山 野 井 孝 13番 荒 川 美 代 子 14番 小 川 亘 15番 関 良 平 16番 青 木 美 智 子 17番 鈴 木 清 三 18番 塚 原 一 男 19番 石 川 正 雄 20番 生 井 貞 夫 21番 石 渡 丈 夫 22番 塚 原 俊 夫 23番 野 村 広 元 24番 角 田 良 博 26番 大 山 典 男 27番 山 口 忠 保 28番 本 橋 徳 太 郎 29番 手 塚 茂 利 30番 松 島 不 三欠席議員(1名) 25番 石 島 政 己本会議に出席した
事務局職員 事務局長 石 田 節 男 議事課長 武 田 芳 夫 庶務係長 夘 木 俊 博 議事調査 渡 辺 敏 夫 係 長 議 事 池 澤 信 行 議 事 内 田 勝 美 調 査 係 調 査 係 議 事 市 村 範 行 調 査
係地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者の職氏名 市 長 大 久 保 寿 夫 副 市 長 小 久 保 吉 雄 企画財政 松 本 勝 総務部長 宮 嶋 誠 部 長 市民生活 松 本 正 幸 保健福祉 猿 山 悦 子 部 長 部 長 経済部長 渡 辺 一 郎 建設水道 小 倉 利 昭 部 長 都市整備 斎 野 秀 幸 秘書広報 森 谷 昌 敏 部 長 課 長 行政経営 茂 呂 弘 之 教 育 長 清 水 悟 課 長 教育次長 水 川 和 男 病 院 長 刈 谷 裕 成 病 院 柏 渕 敏 雄 消 防 長 植 野 正 二 事務部長 選挙管理 三 柴 利 夫 監査委員 三 柴 利 夫 委 員 会 事務局長 書 記 長 農 業 重 田 幸 俊 会 計 小 林 栄 委 員 会 管 理 者 事務局長
△表彰状の伝達並びに感謝状の伝達及び贈呈式
○松島不三議長 開会に先立ち、ただいまから去る5月27日第85回
全国市議会議長会定期総会において、地方自治の伸長発展と市政向上、振興に多大な貢献をされた功績により表彰されました
野村広元議員、
関良平議員、
青木美智子議員、鈴木清三議員、
塚原一男議員、
石川正雄議員に対する表彰状の伝達、並びに
全国市議会議長会の評議員として
全国市議会議長会の会務運営に携わったことにより感謝状を受領した私松島不三に対する
感謝状伝達を行います。
◎
石田節男事務局長 それでは、
全国市議会議長会会長表彰並びに感謝状の伝達を行います。 なお、伝達を受けられます各議員には市長より記念品が贈呈されます。 初めに、
全国市議会議長会会長表彰の表彰状伝達を行います。 〔表彰状の伝達及び贈呈〕
全国市議会議長会会長より 議員在職15年表彰 野 村 広 元 議員 議員在職10年表彰 関 良 平 議員 議員在職10年表彰 青 木 美智子 議員 議員在職10年表彰 鈴 木 清 三 議員 議員在職10年表彰 塚 原 一 男 議員 議員在職10年表彰 石 川 正 雄 議員
◎
石田節男事務局長 次に、
全国市議会議長会会長からの
感謝状伝達を行います。
全国市議会議長会評議員として、松島不三議員。 なお、感謝状の伝達につきましては、野村副議長からお願いをいたします。 〔感謝状の伝達及び贈呈〕
全国市議会議長会会長より 評議員 松 島 不 三 議員
◎
石田節男事務局長 以上で表彰状並びに感謝状の伝達を終わります。
△議事日程の報告
◎
石田節男事務局長 次に、
出席議員数及び議事日程を報告いたします。 ただいまの
出席議員数は29名であります。 なお、
石島政己議員より、欠席する旨届け出がありました。 次に、本日の議事日程を申し上げます。 日程第1
会議録署名議員の指名の件 日程第2 会期決定の件 日程第3
市政一般報告の件 日程第4 議案第48号ないし第56号及び報告第4号ないし第7号の件、上程、
市長提案理由の説明 日程第5 議案第56号の件、説明、質疑、討論、採決 日程第6 議員派遣の件 次に、本会議に出席した
事務局職員の氏名を申し上げます。 事 務 局長 石 田 節 男 議 事 課長 武 田 芳 夫 庶 務 係長 夘 木 俊 博
議事調査係長 渡 辺 敏 夫
議事調査係 池 澤 信 行
議事調査係 内 田 勝 美
議事調査係 市 村 範 行 以上であります。
△
議長あいさつ
○松島不三議長 平成21年第3回
小山市議会定例会の開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、公私ともご多忙のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今期定例会は、
一般会計等の補正予算案を初め条例の一部改正案、人事案件など、重要案件が提出されることになっております。議員各位には慎重ご審議の上、適切な議決をなされ、市民の負託にこたえられますようお願いする次第であります。 なお、議会運営につきましては、各位の特段のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、開会のごあいさつといたします。
△開会及び開議の宣告
○松島不三議長 ただいまから平成21年第3回
小山市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 (午前10時12分)
△諸般の報告
○松島不三議長 日程に先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。
石田事務局長。
◎
石田節男事務局長 諸般の報告を申し上げます。 監査結果の報告について、監査委員からお手元に配付のとおり、定例監査結果報告3件、
例月現金出納検査結果報告3件が提出されております。前例により朗読を省略させていただき、会議録に登載いたしますので、ご了承願います。 小監第130号 平成21年3月4日
小山市議会議長 松 島 不 三 様 小山市監査委員 山 本 二 男 小山市監査委員 高 田 純 子 小山市監査委員 本 橋 徳 太 郎 定例監査の結果報告について
地方自治法第199条第4項の規定に基づき、監査を実施したので同条第9項の規定により、その結果を下記のとおり報告する。 記 1 監査対象 建設水道部 水道総務課、水道施設課 市民病院 2 監査期日 平成21年2月27日 3 監査の主眼点 あらかじめ提出を求めた資料と関係帳簿及び証票書類を主体として照査検討し、かつ関係職員の説明を聴取して、その執行状況から財務に関する事務の効果と適法性について監査を実施した。 4 監査の結果 総括的にその執行状況は概ね良好なものと認められた。 小監第141号 平成21年3月30日
小山市議会議長 松 島 不 三 様 小山市監査委員 山 本 二 男 小山市監査委員 高 田 純 子 小山市監査委員 本 橋 徳 太 郎 定例監査の結果報告について
地方自治法第199条第4項の規定に基づき、監査を実施したので同条第9項の規定により、その結果を下記のとおり報告する。 記 1 監査対象 秘書広報課、行政政策課
議会事務局 選挙管理委員会 農業委員会事務局 出納室 2 監査期日 平成21年3月26日 3 監査の主眼点 あらかじめ提出を求めた資料と関係帳簿及び証票書類を主体として照査検討し、かつ関係職員の説明を聴取して、その執行状況から財務に関する事務の効果と適法性について監査を実施した。 4 監査の結果 総括的にその執行状況は概ね良好なものと認められた。 小監第13号 平成21年5月13日
小山市議会議長 松 島 不 三 様 小山市監査委員 山 本 二 男 小山市監査委員 高 田 純 子 小山市監査委員 本 橋 徳 太 郎 定例監査の結果報告について
地方自治法第199条第4項の規定に基づき、監査を実施したので同条第9項の規定により、その結果を下記のとおり報告する。 記 1 監査対象 総務部 職員研修所 市民生活部 生井出張所 保健福祉部 やはた保育所、桑保育所、
中久喜保育所 教育委員会 生井公民館、中央図書館 若木小学校、
大谷東小学校、
間々田東小学校 豊田南小学校、羽川小学校 小山第二中学校、乙女中学校、豊田中学校 2 監査期日 平成21年4月21日・23日・24日・30日 3 監査の主眼点 あらかじめ提出を求めた資料と関係帳簿及び証票書類を主体として照査検討し、かつ関係職員の説明を聴取して、その執行状況から財務に関する事務の効果と適法性について監査を実施した。 4 監査の結果 総括的にその執行状況は概ね良好なものと認められた。 小監第137号 平成21年3月23日
小山市議会議長 松 島 不 三 様 小山市監査委員 山 本 二 男 小山市監査委員 高 田 純 子 小山市監査委員 本 橋 徳 太 郎
例月現金出納検査の結果報告について
地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、市会計の
現金出納検査を実施したので、同条第3項の規定により、その結果を下記のとおり報告する。 記 1 検査の対象 (1)
会計管理者所管に属する平成21年1月分の
現金出納状況 (2) 市長所管に属する
水道事業会計及び
病院事業会計の平成21年1月分の
現金出納状況 2 検査の期日 平成21年3月17日 3 検査の結果 (1) 平成21年1月分における
会計管理者所管に属する一般会計、特別会計及び
歳入歳出外現金並びに市長所管に属する
水道事業会計及び
病院事業会計の
各種出納額並びに、その計数は会計諸帳簿と照合の結果、
指定金融機関及び
出納取扱金融機関の帳簿残高と相互符合し、その出納に誤りのないことを認めた。 (2)
会計管理者所管分、市長所管の水道事業及び病院事業に係わる関係諸帳簿並びに証拠書類を検査した結果、総体的に良く整備されており、概ね良好と認められた。 小監第8号 平成21年4月14日
小山市議会議長 松 島 不 三 様 小山市監査委員 山 本 二 男 小山市監査委員 高 田 純 子 小山市監査委員 本 橋 徳 太 郎
例月現金出納検査の結果報告について
地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、市会計の
現金出納検査を実施したので、同条第3項の規定により、その結果を下記のとおり報告する。 記 1 検査の対象 (1)
会計管理者所管に属する平成21年2月分の
現金出納状況 (2) 市長所管に属する
水道事業会計及び
病院事業会計の平成21年2月分の
現金出納状況 2 検査の期日 平成21年4月13日 3 検査の結果 (1) 平成21年2月分における
会計管理者所管に属する一般会計、特別会計及び
歳入歳出外現金並びに市長所管に属する
水道事業会計及び
病院事業会計の
各種出納額並びに、その計数は会計諸帳簿と照合の結果、
指定金融機関及び
出納取扱金融機関の帳簿残高と相互符合し、その出納に誤りのないことを認めた。 (2)
会計管理者所管分、市長所管の水道事業及び病院事業に係わる関係諸帳簿並びに証拠書類を検査した結果、総体的に良く整備されており、概ね良好と認められた。 小監第16号 平成21年5月18日
小山市議会議長 松 島 不 三 様 小山市監査委員 山 本 二 男 小山市監査委員 高 田 純 子 小山市監査委員 本 橋 徳 太
郎例月現金出納検査の結果報告について
地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、市会計の
現金出納検査を実施したので、同条第3項の規定により、その結果を下記のとおり報告する。記 1 検査の対象 (1)
会計管理者所管に属する平成21年3月分の
現金出納状況 (2) 市長所管に属する
水道事業会計及び
病院事業会計の平成21年3月分の
現金出納状況 2 検査の期日 平成21年5月15日 3 検査の結果 (1) 平成21年3月分における
会計管理者所管に属する一般会計、特別会計及び
歳入歳出外現金並びに市長所管に属する
水道事業会計及び
病院事業会計の
各種出納額並びに、その計数は会計諸帳簿と照合の結果、
指定金融機関及び
出納取扱金融機関の帳簿残高と相互符合し、その出納に誤りのないことを認めた。 (2)
会計管理者所管分、市長所管の水道事業及び病院事業に係わる関係諸帳簿並びに証拠書類を検査した結果、総体的に良く整備されており、概ね良好と認められた。
◎
石田節男事務局長 次に、小山市
土地開発公社、
財団法人小山市
まちづくり協会、
財団法人小山市農業公社、
財団法人小山市
勤労者共済サービスセンター及び
株式会社小山ブランド思川の平成21年度事業計画及び予算書並びに平成20年度決算書がお手元に配付のとおりそれぞれ提出されておりますので、ご了承願います。 次に、
地方自治法第121条の規定に基づき出席を要求した者の職氏名は、お手元に配付しました一覧表のとおりでございますので、ご了承願います。
地方自治法第121条の規定に基づき出席を要求した者の職氏名 市 長 大 久 保 寿 夫 副 市 長 小 久 保 吉 雄 企 画 財 政 部長 松 本 勝 総 務 部 長 宮 嶋 誠 市 民 生 活 部長 松 本 正 幸 保 健 福 祉 部長 猿 山 悦 子 経 済 部 長 渡 辺 一 郎 建 設 水 道 部長 小 倉 利 昭 都 市 整 備 部長 斎 野 秀 幸 秘 書 広 報 課長 森 谷 昌 敏 行 政 経 営 課長 茂 呂 弘 之 教 育 長 清 水 悟 教 育 次 長 水 川 和 男 病 院 長 刈 谷 裕 成 病 院 事 務 部長 柏 渕 敏 雄 消 防 長 植 野 正 二
選挙管理委員会書記長 三 柴 利 夫 監 査 委 員 事務局長 三 柴 利 夫 農 業
委員会事務局長 重 田 幸 俊 会 計 管 理 者 小 林 栄
◎
石田節男事務局長 次に、事務報告でありますが、2月
定例会報告以降の議長会等の概要につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
△
会議録署名議員の指名
○松島不三議長 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において22番、
塚原俊夫議員、24番、
角田良博議員を指名いたします。
△会期の決定
○松島不三議長 日程第2、会期決定の件を議題といたします。
議会運営委員長から委員会の経過並びに結果について報告を求めます。
議会運営委員会、
関良平委員長。 〔
議会運営委員会 関
良平委員長登壇〕
◆
関良平議会運営委員長 皆さん、おはようございます。ただいま議長の指名がありましたので、
議会運営委員会の経過及び決定事項についてご報告申し上げます。 平成21年第3回
小山市議会定例会の開催に当たり、去る5月14日、19日及び29日に、各委員出席のもと、大久保市長を初め副市長及び関係部課長の出席を求めて委員会を開催いたしました。 執行部から
今期定例会に提出されます議案9件及び報告4件の概要について説明がありました。これを受けまして、
今期定例会の会期及び議事日程を初め議案の取り扱い等について決定いたしましたので、以下、その内容についてご報告いたします。 まず、
今期定例会の会期を本日6月4日から6月25日までの22日間とし、議事日程の詳細につきましては、お手元に配付の議事日程表のとおりといたしました。また、議案の
委員会付託につきましても、お手元に配付の議案付託表のとおりといたしました。 次に、市政に関する一般質問につきましては、前回と同じく
市政一般質問は、質問、再質問、関連質問合わせて30分以内とし、答弁を含めおおむね1時間とし、
市政一般個人質問は、質問、再質問合わせて15分以内とし、答弁を含めおおむね30分といたしましたので、執行部におかれましても、簡潔で的確な答弁に心がけてくださいますようご協力お願いいたします。 その他詳細につきましては、お手元に配付の
議会運営委員会報告書のとおりといたしました。 また、従来の申し合わせのとおり、市の
クールビズ施行期間については、本会議及び委員会においてネクタイ及び上着について着用しなくてもよいこととしましたので、申し添えます。 以上、議事運営へのご協力をお願い申し上げまして、報告を終わります。
○松島不三議長 お諮りいたします。 ただいま
議会運営委員長の報告のとおり、
今期定例会の会期は本日より6月25日までの22日間と決定いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松島不三議長 ご異議なしと認めます。 よって、
今期定例会の会期は本日より6月25日までの22日間と決定いたしました。
△
市政一般報告
○松島不三議長 日程第3、
市政一般報告を議題といたします。 市長から報告を求めます。 大久保市長。 〔大久保寿夫市長登壇〕
◎大久保寿夫市長 皆さん、おはようございます。本日ここに、平成21年第3回
小山市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご出席をいただき、開会の運びとなりましたことに対しまして、感謝とお礼を申し上げます。 私は市長就任以来、一日一日を大切に、「行政(市役所)をかえる」、「まちをかえる」、「くらしをかえる」の3つの「かえる」を市政担当の基本姿勢として改革を進めるとともに、「市役所は市内最大のサービス機関である」との考えから、市民の皆様に満足していただける行政サービスの向上に向け、職員には意識改革を求めつつ、市政執行に全力を傾注してまいりました。 おかげをもちまして、本市の行政サービスは、昨年の全国806市区を対象とした日本経済新聞社の「全国自治体行政サービス調査」において、第23位と高い評価をいただくことができました。これもひとえに、議員各位を初め、市民の皆様や職員のおかげであり、改めて感謝申し上げます。 また、私の市長就任時の平成12年度、25.6%と県内都市平均21.4%よりも4.2ポイントも高く、最悪の状況にあり、県内都市平均値に引き下げるべく、これまでイの一番の改革として取り組んでまいりました人件費比率につきましては、先般の2月議会で議決をいただきました平成21年度予算において、19.9%と平成12年度に比べ5.7ポイントの減、県内都市平均19.7%に比べても、0.2ポイントの差へと差を小さくすることができました。金額で申し上げますと、平成12年度124億3,000万円もあった人件費を平成21年度には102億9,000万円へと、21億4,000万円も削減ができたことになります。 これも、議員各位を初め、職員・市民の皆様の協力のおかげと感謝申し上げます。この改革により確保した財源は、人口が16万人を突破した県内第2位の都市として、人と経済・文化が交流する「北関東の拠点都市」の形成に向け、「豊かで活力あり、くらしやすい小山の創造」のため活用してまいりますので、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 それでは、市政一般及び近況についてご報告申し上げます。 初めに、主要事業についてご報告申し上げます。 まず初めに、メキシコやアメリカに端を発した新型インフルエンザ対策につきまして、4月26日に第1回の小山市新型インフルエンザ対策本部緊急会議を開き、状況に対する各班長の共通認識と対応策を協議し、以後国内状況の変化に合わせてこれまで9回の対策本部会議を開き、発生段階に応じた各班の取り組みについて確認、徹底するとともに、市民の皆様への情報提供も随時対応してまいりました。 5月16日には、兵庫県で国内発生が確認され、関西地区で感染の広がりを見せ、また関東地区においても八王子市、川崎市、埼玉県内などで感染者が見つかるなど、感染地域は徐々に広がりを見せています。 本市としましては、県内、近隣自治体、さらには市内発生に備え、県との連携をとりながら、緊張感を持って、市民の皆様の健康と安全安心な生活確保に全力を尽くしてまいります。 次に、100年に1度と言われる世界同時不況に速やかに対処するための小山市緊急経済対策につきまして、国の定額給付金等の支給とともにプレミアム付共通商品券の販売、緊急雇用対策、住宅入居対策、公共工事早期発注、中小企業対策など、さまざまな経済対策を講じてまいりました。 まず、国から自治事務として位置づけられた「定額給付金事業」につきましては、定額給付金対策室において、3月23日に6万4,637件の申請書を発送したところであり、5月27日時点では、申請書送付件数の約89%に当たる5万7,818件の申請をいただきました。第1回目の振り込み給付を4月23日に、現金給付を4月25日に行い、5月28日までの給付件数は、発送件数の約87%、5月27日までの申請件数の約97%に当たる5万5,998件となりました。今後も振り込み給付については一、二週間に1回、現金給付については一月に2回程度のペースで行い、一日でも早く申請者全員に給付できるよう作業を進めてまいります。 また、子育て応援特別手当につきましても、3月23日に2,197件に申請書を発送し、5月27日時点では、申請書発送件数の約94%に当たる2,071件の申請をいただきました。5月22日現在の給付状況は、発送件数の約89%、5月27日までの申請件数の約96%に当たる1,986件となりました。 なお、DV(ドメスティック・バイオレンス)被害により、定額給付金や子育て応援特別手当を受け取れない方に対しては、小山市DV被害者生活支援給付金として定額給付金等と同額を、7月1日からの6カ月間で支給することといたしました。 次に、プレミアム付開運小山市共通商品券事業につきましては、定額給付金の給付時期に合わせて、県内でも最高額となる販売総額6億円の商品券を、4月25日から出張所11カ所、JAおやま本・支店4カ所を含めた市内20カ所で販売開始いたしました。今回は、特別限定として、加盟店舗数の増強にも取り組み、販売前日のチラシ掲載店数で400店以上、大型店内のテナントを含めた数は600店以上となったことで、消費者である市民の利便性確保と市内経済の活性化に寄与することができ、5月19日には完売となったところであります。皆様のご協力に心から感謝申し上げます。 次に、緊急雇用対策につきましては、6カ月の短期雇用である緊急雇用創出事業では5月末までに9事業で53人の雇用を、また実施期間3年のふるさと雇用再生事業では3事業で15人の雇用を創出したところであります。今後、さらに両事業を合わせ6事業で35人の雇用を創出してまいります。 次に、住宅入居対策につきましては、解雇による住宅退去者等に対し6戸の市営住宅を用意し、これまで5戸の入居が決定したところであります。 次に、公共工事の発注につきましては、上半期の工事発注目標を82%に設定し、本年度に予定する工事の早期発注に努めるとしたところであります。 次に、中小企業対策につきましては、小山市制度融資預託金の増額と審査体制の強化により資金繰りへの迅速な対応を行うとともに、セーフティーネットに係る特定中小企業者の認定についても弾力的に行うこととしたところであります。 なお、国の重要無形文化財であります結城つむぎが、5月20日、ユネスコの無形文化財遺産として提案される代表一覧候補に選ばれました。結城つむぎの国際的な知名度が高まれば、小山市の活性化にも大いに役立つものと思います。 次に、小山市城南地区中心施設建設事業につきまして、平成19年度に策定しました基本構想をもとに、ことし3月に基本計画を策定いたしました。今年度は、地質調査の実施と建物及び外構工事基本設計書の策定を行ってまいります。 次に、小山駅中央自由通路整備については、駅東西の交流による中心市街地の活性化とともに、エレベーターやエスカレーターの設置等によるバリアフリー化により、駅利用者の利便性向上を図るものでありますが、昨年度末にJR東日本(株)から概略設計が提出されましたので、今年度はこれを照査した上で、詳細設計をJR東日本(株)に委託していくものであります。 次に、小山市一般廃棄物処理基本計画につきまして、循環型社会の構築など社会環境の変化に対応した処理への現行計画の見直しが必要になったため、ことし3月に「第3次小山市一般廃棄物処理基本計画」を策定したところであります。なお、この計画は、平成21年度から平成32年度までを期間とするものでありますが、その間に情勢等の変化があった場合は、随時、修正見直しを行っていくとしているものであります。 次に、小山東部梁山工業用地につきまして、昨年10月より東部工業団地南端の1.78ヘクタールの公園を工業用地として整備しておりましたが、本年3月末に完了しました。現在、当地への企業立地に向け強力に誘致活動を展開しているところであります。 次に、各種都市基盤の整備につきまして、まず平成17年度から整備を進めてきました間々田駅東西口駅前広場が、ことし3月に完成しました。これにより小山市の南の玄関口である間々田駅のバリアフリー化が図られ、高齢者や妊産婦等を初め、駅を利用される方々の利便性が向上しました。なお、東口駅前広場には「南飯田神田囃子の像」を設置したものであり、3月26日には除幕式を行ったところであります。また、きれいな東口駅前広場を維持していくため、地元自治会と3月23日に駅前広場管理協定を結ばせていただきました。 次に、「小山市・野木町間道路整備促進協議会」を設置し、両市町間を結ぶ初の道路整備となります市道271号線が3月23日に開通し、また平成17年度から整備を進めてきました塚崎地内の市道4号線、平成19年度から整備を進めてきました下国府塚地内の市道4031号線もことし3月に完成しました。 また、農産物直売所の「絹ふれあいの郷」から国指定史跡の「寺野東遺跡」までの吉田用水沿いには遊歩道とステージ等を設置した「絹ふれあい広場」を整備し、また市道257号線の豊穂川にかかる「大日橋」を歩道つきの幅員10.0メートルにかけかえいたしました。なお、中河原東地区と横倉地区の2路線の農道工事についても3月に完成しました。 さらに、都市公園として、「学校南公園」、「乙女下町公園」、「ひばり公園」、「大正寺公園」、「大割公園」、「どんぐり公園」、「ひだまりの丘公園」、「千手観音公園」の8カ所の公園を整備、開園しました。 次に、「屋外広告物のデザインの手引き」の策定につきまして、4月1日から屋外広告物法令に関する知事の権限の一部が市に移譲されたため、良好な屋外広告物景観の創出に向けて、屋外広告物を掲出する際の参考となる手引きを作成したところであります。 また、違反広告物の簡易除却の権限も移譲されたため、違反広告物除却推進制度要綱を定め、住民参加による違反広告物除却活動を推進していくこととしたところであります。 次に、平成19年度から建設工事を進めてきました間々田市民交流センター「しらさぎ館」につきまして、3月19日全体工事が完成し、4月4日に開館記念式典を挙行しました。当館は、太陽光発電、風力発電や雨水利用散水システムなどエコ機能を備え、屋内には公民館、出張所、図書館分館、包括支援センター、学童保育館、研修室、多目的ホール、運動実習室等を、屋外には野球場、グラウンドゴルフ場、交流広場を配置した複合施設で、間々田地区の住民の方々が主体となって活動していく拠点施設となるもので、地域福祉の向上が期待されるものであります。 なお、当館に設置しました間々田小第三学童保育館については、3月29日に開所式を行いました。 次に、小川家の米蔵を活用して整備を進めてきました小山市立車屋美術館が4月4日、開館の運びとなりました。開館を記念し、「小川家コレクション展」を開催するとともに有形登録文化財の小川家住宅を一般公開しておりますが、大勢の市民の皆様にご来館いただき、5月27日までの入館者は6,292名を数えています。今後は、当館の特徴を生かしながら、郷土の歴史を知り、郷土への関心を高めるきっかけとして役立てていき、また多くの皆様に美術鑑賞の機会を提供するとともに、市民ギャラリーとして展示室の貸し出しなども行い、地域学習支援や新たな文化創造に貢献する場として地域の活性化に寄与できるよう活動を展開してまいります。 次に、老朽化により改修を進めておりました中小学校プール建設工事が3月19日に完成し、5月25日に完成式典を挙行しました。 次に、市制55周年記念第1回おやま思川ざくらマラソン大会を4月12日、小山市間々田市民交流センターの開館を記念して、同グラウンドを発着点として、思川左岸思川桜並木堤防周辺をコースに、申込者2,307名、参加者2,040名の皆様を迎え、盛大に開催しました。 次に、外国人児童生徒適応指導教室につきまして、日本語が全く話せない市内在住の外国人の子供たちの日本語習得及び学校生活への適応の場とするため、平成20年4月1日から小山城東小学校の教室を利用して運営してまいりましたが、ことし4月に専用の教室等を校庭西側に建築したところであり、現在小学生12名、中学生1名が通級しているものであります。 次に、介護予防の拠点となるいきいきふれあい事業につきましては、塚崎自治会公民館、下梁自治会公民館、羽川公民館にそれぞれ分館を開設したほか、新たに黒本農業構造改善センターに「いきいきふれあいセンターおもい川」を、東黒田集落センターに「いきいきふれあいセンターひがし」を、旧生井公民館に「いきいきふれあいセンターなまい」をオープンしたところであり、これにより本館21カ所、分館6カ所の合計27カ所となったところであります。 次に、東城南地区と小山環状線(小山南通り)に挟まれた雨ヶ谷地区の一部、約10.8ヘクタールの区域が、4月28日付で栃木県において区域区分の変更に係る市街化区域編入の告示がされたため、小山市におきましても用途地域の変更等に係る都市計画を決定、告示したところであります。今後は、土地区画整理事業の実施により、周辺市街地と整合のとれた良好な市街地環境を創出してまいります。 次に、公用車貸出事業につきまして、5月1日から自治会等市民団体の公益活動を支援するため、軽トラック等公用車3台を、土曜日・日曜日・祝日の閉庁日の午前8時半から午後5時までの時間帯に、無料で貸し出しすることとしました。地域の奉仕、文化活動等の際にご活用いただきたいと思います。 次に、消防庁舎建設事業につきまして、ことし5月に小山市消防庁舎建設基本計画を策定しました。平成24年度の完成を目指すものであり、平成21年度は基本設計の策定に入るものであります。 次に、各種事業については、別紙一覧表のとおりであります。各事業の開催に当たり、ご出席賜りました議員各位並びに関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。 次に、小山市
土地開発公社、
財団法人小山市
まちづくり協会、
財団法人小山市農業公社、
財団法人小山市
勤労者共済サービスセンター及び
株式会社小山ブランド思川の経営状況についてご報告申し上げます。 平成20年度の実績について、事業報告書及び決算書を、また平成21年度の事業について、事業計画書及び予算書をそれぞれお手元に配付しましたので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 次に、寄附受け入れについて申し上げます。別紙寄附受入一覧表のとおり寄附の申し入れがありましたので、それぞれのご厚情に対し、深甚なる感謝の意をもって受け入れた次第でございます。 以上、
市政一般報告及び近況についてご報告申し上げましたが、議員各位を初めとして、各事業についてご協力を賜りました皆様に対し、改めて深く感謝申し上げますとともに、ご理解を賜りますようお願いいたします。 ありがとうございました。
○松島不三議長 以上で市長の報告は終わりました。 ただいまの報告に限り質疑を許します。 安藤良子議員。
◆8番(安藤良子議員) 2つほどお尋ねしたいと思います。 8ページの介護予防の拠点となるいきいきふれあい事業が、このように本館21カ所、分館6カ所となっているご報告がありましたが、今までこれを広めていく経緯といいますか、どのように選択してきたのか。それから、今後はどのような計画があるかということもお尋ねしたいと思います。 それから、もう一つ、
土地開発公社の事業計画及び予算書の4ページの文化の森用地貸付料とありますが、これはどのようなことだったのでしょうか。 以上です。
○松島不三議長 答弁、猿山保健福祉部長。 〔猿山悦子保健福祉部長登壇〕
◎猿山悦子保健福祉部長 ただいまの安藤議員のご質問にお答えいたします。 いきいきふれあいセンターの整備につきましては、平成12年、介護保険制度が開始いたしまして、給付だけではなく介護予防に力を入れていくということで、「いきいきふれあいセンターみつわ」を皮切りに今まで27カ所整備してまいりました。この整備につきましては、目標を小学校区に1カ所ということで、お年寄りが一番身近な地域単位である小学校区ということで整備いたしました。そして、この運営につきまして、地域で高齢者を支えていくというそういう目的を持って地域の方々に運営委員会を設立していただきまして、ボランティアで運営してきていただいたということでございます。 今後の計画でございますが、27カ所整備いたしましたけれども、まだ分館として、このいきいきふれあいセンターに通うには遠いというそういったこともあった地域と、それから地域で自分たちで運営していけるというそういう拠点が見つかったというそういう申し入れを受け入れながら、地域の実情を見て整備していきたいと考えております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○松島不三議長 次、小倉建設水道部長。 〔小倉利昭建設水道部長登壇〕
◎小倉利昭建設水道部長 文化の森の貸し付けの件でございますけれども、これにつきましては、白鴎大学の学園祭のときに、毎年ですけれども、駐車場としてお貸ししていますので、その分でございます。
○松島不三議長 19番、
石川正雄議員。
◆19番(
石川正雄議員) 3点ほど伺いたいのですが。 まず、3ページの定額給付金なのですが、89%発送したということなのですが、このうち何件ぐらい戻ってきたのか。その件数と、その後の処理をどう考えているのか、伺いたいと思います。 あと1つは、5ページの中央自由通路のJRへの委託ということなのですが、設計も委託する、工事も委託するということになると、丸投げの工事になるのではないかと思うのです。これでは、仕上がった後も十分なチェックができないと思うのですが、その点どのように考えているのか、伺いたいと思います。 あと、最後に9ページなのですが、小山ブランド思川の経営状況についての予算書の内容なのですが、昨年と人件費がふえたのか、減ったのか、同じような予算を組んだのか伺いたいのと、あとほかに指定管理者で委託している場所が何カ所もあるものですから、そこの指定管理の管理委託料、それを後で資料としていただきたいと思います。 以上です。
○松島不三議長 松本企画財政部長。 〔松本 勝企画財政部長登壇〕
◎松本勝企画財政部長 石川議員のご質問にお答え申し上げます。 尋ね人に当たらずで、返戻になったものは785件ございます。これについては、明らかに申請書が届いてないため、住民基本台帳や外国人登録原票による再度現況調査をしているところでございます。場合によっては、発送の証拠保存のため、簡易書留による再発送も考慮してございます。 以上でございます。
○松島不三議長 次に、斎野都市整備部長。 〔斎野秀幸都市整備部長登壇〕
◎斎野秀幸都市整備部長 石川議員のご質問のうち、小山駅中央自由通路につきまして答弁させていただきます。小山駅中央自由通路でございますけれども、こちらJRの敷地の中を通る工事でございます。しかも、JRの運行したまま工事しなければならないですとか、あとは電車を走らせるための電気設備、こちらのほう維持しながら工事しなければいけないということもありまして、設計、工事ともにJRに委託して実施する予定でおります。こちらにつきましては、市長のほうから説明もありましたとおり、照査設計、現在やっているところでございますので、そういったことを踏まえまして無駄の生じないように執行してまいりたいと考えております。 以上、よろしくお願いいたします。
○松島不三議長 次に、渡辺経済部長。 〔渡辺一郎経済部長登壇〕
◎渡辺一郎経済部長 石川議員さんのご質問にお答え申し上げたいと思います。
株式会社小山ブランド思川の人件費についてでございますけれども、社員についてが4名、パートが18名、アルバイトが2名おりまして、昨年と人件費、人数も同じでございますので、ほぼ同等な人件費を組んでございます。 よろしくお願い申し上げます。
○松島不三議長 16番、
青木美智子議員。
◆16番(
青木美智子議員) 4ページの上段のほうの緊急雇用対策についてお伺いしたいのですが、6カ月間と3年の事業内容、あとこれから6事業35人ということを打ち出しておりますが、この事業内容についてお聞きいたします。
○松島不三議長 松本企画財政部長。 〔松本 勝企画財政部長登壇〕
◎松本勝企画財政部長 青木議員の質問にお答え申し上げます。 緊急雇用創出事業でございますけれども、記載のとおり、9事業の53人、それとふるさと雇用再生事業につきましては3事業の15人ほど採用してございます。 それと、今後でありますけれども、緊急雇用創出が5件の32名を予定してございます。それと、ふるさと雇用再生事業については1件の3名ということでありますけれども、内容でございますか。 内容につきましては、緊急雇用のほうが、一応車屋美術館関係、それと外国人生徒適応指導教室支援配置事業、それと地域で介護予防を目的とした運動を普及するための市民団体の指導及び事業のコーディネートを行う事業、それと地域情報レファレンスデータパスファインドの作成・整備業務、特別教育支援配置事業、それと小中学校において図書館整備など事務整理を行う事業でございます。それと、公文書等の搬入、整理を行う事業。小山市共通商品券発行事業の販売取扱所増設に伴う臨時職員の雇用。それと、最後でありますけれども、農業農繁期の短期雇用による農作業を支援する事業。これが緊急雇用でございます。 それから、ふるさと雇用再生事業の3事業は、学校給食の調理委託業務、車屋美術館の清掃委託業務、それと間々田交流センターの夜間施設の管理ということでございます。 募集人数、採用人数ありますけれども、一応そういうことでご理解のほどお願いを申し上げます。 以上であります。
○松島不三議長 7番、浅野和朋議員。
◆7番(浅野和朋議員) 5ページの下のほうなのですが、いわゆる小山東部梁山工業用地、完成されて現在当地への企業立地に向け強力に誘致活動を展開しているということですが、今日のこの経済情勢、非常に厳しいものがあると思いますが、特に具体的に強力にというのはどういうことか。特に特記することがあるならば、教えてください。
○松島不三議長 渡辺経済部長。 〔渡辺一郎経済部長登壇〕
◎渡辺一郎経済部長 浅野議員の東部梁山工業用地の誘致状況についてご報告申し上げたいと思います。議員さんご存じのように、今年度完成しまして、梁山の新しいパンフレットを作成してございます。また、近々にその近くに案内板も作成する予定でございます。 また、誘致活動としまして、宅建業者、大手ゼネコン、市内ゼネコン等に誘致活動を展開しているところでございます。また、用地取得価格の15%を交付できる融資制度も設けて勧誘しているところでございます。 以上でございます。
○松島不三議長 22番、
塚原俊夫議員。
◆22番(
塚原俊夫議員) 1ページの人件費の関係で質問いたします。人件費比率の削減については、大久保市長の公約、あるいは市長としてのスタンスでありますので、そのことについてはどうだこうだ申し上げませんけれども、この10年間で21億4,000万円人件費を削減をしたというふうに報告がありました。いろいろな会議、あるいは市長が出席をするいろんなところでこのことを市長が声を大にして市民の皆さんにPRをしているという事実もございます。 そこで、この21億4,000万円というのが、ややもすると、市民の皆さんからすれば、人件費を削減をしたことによって新たな事業に21億円の財源が使えるというふうに理解をしている。私から言わせれば、誤解をしている感があろうかと思います。21億4,000万円、その人件費という分類では、削減をしているということは事実でありますけれども、削減の手法あるいは施策において考えてみれば、1つは物件費に化ける業務委託あるいは民間委託、さらに正職員と非正職員の比率。前回の定例会で申し上げましたように、例えば保育士さんの正規と臨時の割合が50%以上の臨時職員がいるということ、あるいは職員の給与カット、そういうものがあったわけでありますので、具体的にその人件費の削減の中で実際に豊かで活力あるくらしやすい小山の創造のために活用してまいりますというふうに書いてありますけれども、それに一体全体幾ら活用できるのですかということをお伺いをいたしたいと思います。 単純に、この数字からいくと、先ほども申し上げましたように、21億円もの新たな事業に活用できる金額だというふうに一般の市民が誤解をしますので、その辺をご答弁をお願い申し上げます。 それからもう一つ、8ページ、東城南地区小山環状線に挟まれた雨ヶ谷地区の10.8ヘクタールの区域、市街化区域編入となって、今後は土地区画整理事業の実施によりというふうに断定をしておりますけれども、これについては市の施行あるいは組合施行ということで考えているのか。あるいは後ほどというか、後日の一般質問の中で区画整理について質問しますけれども、宅地造成事業という形での土地区画整理事業が現在の人口の推移あるいは今後小山市においての人口の推移予測を考えてみた場合について、有効な手段であるというふうにはちょっと思えないという部分もあるものですから、その辺についてもお伺いいたします。
○松島不三議長 答弁、大久保市長。 〔大久保寿夫市長登壇〕
◎大久保寿夫市長 塚原議員の質問にお答えさせていただきたいと思います。 先ほど申し上げましたように、平成12年度、124億円ございました人件費が、今年度、103億円となっているわけでございます。そして、塚原議員もよくご存じのとおり、市民の皆様の社会保障費でございます扶助費につきましては、この額が平成12年度時点におきましては、大変40億円ということで少なかったわけでございますが、現在はこれが約30億円もふえてしまっているというこういう状況もございます。しかし、その中におきまして、この人件費について削減をしてきた、改革をしてきたというおかげで、義務的経費についてはふやすことなくこの数字も移動しているところでございます。また、投資的経費につきまして、これを確保して投資的に回すのだということで努力をしております。もしこの人件費の改革がなかれせば、今小山市においてもことしの4月にオープンいたしました市民交流センター、あるいは車屋美術館もできなかったのではないか。そして、栃木県が現在、未来開拓プロジェクトということを推進しておりますが、小山市はこういうこともしなくて済んでいるという状況が、この改革の成果ではないかというふうに私は胸を張っているところでございます。 先ほどお話がございました人件費を減らして物件費がふえているのではないかというそういうことではなく、この義務的経費を減らしていくということが、小山市においては市民の皆様のおかげですばらしい税金が納められているわけでございまして、そしてそれにこたえるためにも、この改革が是が非でも必要であったというこの大局的な面をぜひご理解を賜りたくお願い申し上げます。 以上です。
○松島不三議長 次に、答弁、斎野都市整備部長。 〔斎野秀幸都市整備部長登壇〕
◎斎野秀幸都市整備部長 ただいまの塚原議員のご質問のうち、東城南地区と小山環状線に挟まれた雨ヶ谷地区の市街化区域編入につきまして答弁させていただきます。 まず、こちらの都市基盤整備ですけれども、ご指摘のとおり、基本的には区画整理事業を実施することで考えております。 それと、宅地造成が市の発展に有効かどうかということですけれども、まず当該地域は、小山環状線の整備によりまして急速に都市化が進んでいる市街化区域に隣接しているということもあって、開発事業が非常に旺盛であるということがあります。 また、小山市は、ご存じのとおり新幹線のとまる小山駅を持っており、東京駅まで42分、そして国道も交差するというような交通の要衝でありまして、宅地造成による開発、こちらにつきましては有効であるのではないかと考えておるところでございます。 以上、よろしくお願いいたします。
○松島不三議長 22番、
塚原俊夫議員。
◆22番(
塚原俊夫議員) 人件費の問題で市長から答弁ありましたけれども、非常にわからないのですよね。わからないのですよねというのは、私は義務的経費、人件費を中心としたところの削減という市長の方針について否定をしません。私も行政改革についてはやるべきだというふうに思っておりますけれども。ここに書いてありますように、21億4,000万円も削減をできたと。この金が、この改革により確保した財源は、くらしやすい小山の創造のために活用してまいりますというふうに書いてあるわけです。なおかつ、市長が出席をする会議で全くこれと同じようなことを市長が報告、発言をしているわけです。そのことに対して市民が誤解をするのではないかというふうに私は申し上げているのです。21億円丸々が新たな財源としていっているのではないでしょということ。実際に活用できるという部分は、それは物件費として移行した部分を除くなりいろいろあると思うのです。ですから、市民の皆さんが誤解がないように発言をしてくださいということです。答弁は要りません。 それから、区画整理の関係について宅地誘導によって非常に期待が持てるみたいな発言をしていますけれども、本当にそうなのかというふうに思うのです。一般質問の中に通告してありますから、その場でもやりたいと思うのですけれども、区画整理、ここ近年、5年、10年考えてみても、私も区画整理、城南第二、西城南に住んでおります。西城南とてまだまだ人口の誘導、あるいは宅地化、そこに建物を誘導するという部分での充足度を考えてみれば、あるいは城北にしても、東部第一、第二、あるいは犬塚にしても、十分当初計画のとおり居住の誘導がまだまだなされてないのでないかというふうに思ったものですから、新たに宅地造成をするということは、そういうことも含めて。例えば、今の人口の推移、あるいは小山市に対する居住志向ということを考えてみれば、十分今までやってきた区画整理による宅地造成や、民間の開発をした住宅地で十分過ぎるほどあるのではないかというふうに私は思っているものですから、そういうふうに質問しただけであります。いずれにしても答弁結構でございます。
○松島不三議長 大久保市長。 〔大久保寿夫市長登壇〕
◎大久保寿夫市長 塚原議員が答弁が結構だと言うのですが、市民に誤解を与えているという。今まで私も答弁結構で「はい、そうですか」ということはまいりませんので、説明させていただきます。 扶助費というのは、議員もご存じのように、こども医療費、こういうものも含まれているわけです。そして、その中にはまた豊かで暮らしやすい小山の創造のために活用しているということなのですよ。ですから、私はハード部分をつくっているというだけで言っているわけではないのです。ですから、確かに扶助費がふえております。その中には、市民の皆さんの暮らしやすさということで、そこの扶助費ということが大幅にふえているわけです。ですから、そちらのほうに活用してまいりますということでございますので誤解は与えていないと、このように考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上です。
○松島不三議長 22番、
塚原俊夫議員。
◆22番(
塚原俊夫議員) 市長、私は市長にけんかをしかけているわけではないのです。要するに誤解がないように、いろんな扶助費であるとか、医療だとか、福祉に十分お金を、財源を使っていることもわかっています。大変感謝もしております。ただ、私も一般市民と接している中で、そういうことを、21億円も新しい財源があるのだと、何かまたそれでできるのだということがあるものですから申し上げただけですので、よろしくお願いしたいと思います。
○松島不三議長 23番、
野村広元議員。
◆23番(
野村広元議員) 1ページ、2ページに関して、塚原議員ともちょっと関連していることでございますが、いつも市長報告には同じフレーズで大変ご苦労さまでございます。ちょっとその点でお聞きしたいのですが、まず行政が一番必要なのは、的確な情報公開だと思うのです。それがどういうふうに考えているのか。先ほどの市民が誤解しているというところもあると思うので、それが1点。私は3点聞きたいと思うのですが。 それから、人件費のことをよく毎議会報告がありますが、私の考えでは、市長は人件費をコストとしか考えていないのではないかなと思うのです。やはり人が減らされれば、精神的にも、肉体的にも職員は疲労感ですか、いっぱいで、非常にその資源ですか、人、物、金の資源のうち一番大事な人の資源が私は生かされてないと思うのです。笑顔、明るく、やはり市民に対応するということが大切だと思うので、その点をお聞きしたいのと。 もう一つは最後に、いろいろ改革を市長やっておられますが、目的は何だということなのです。そして、これを見ますと、豊かで活力あり、くらしやすい小山市をつくるのだという目的。その中身をちょっと説明していただきたいと思うのです。
○松島不三議長 答弁、大久保市長。 〔大久保寿夫市長登壇〕
◎大久保寿夫市長 私が先ほど申し上げましたように、3つの「かえる」を推進しているわけでございます。行政が変われば、まちも暮らしも変わるということで、この3つの「かえる」を基本姿勢として市政を推進しております。そして、この改革によって、特にイの一番目に取り上げているのが、先ほど申し上げました行財政改革でございまして、とりわけ県内の都市平均の21.4%には4.2%も高かったと。人件費が4分の1強を占めていた自治体はどこにもございません。そういうことから、これを平均にまで持ってきているだけでございます。職員の皆さんにも、この数字的につきましても、私が市長に就任したときには、市民の皆様115人に1人の職員でございました。これはほかのまちではこういう事例がございません。そこで、これを135人に1人という形にしてきたわけでございまして、議員もご存じのとおり、職員の人員がよそのまちに比べて過剰であったということでございまして、これをよそのまちと同じようにしてきたというだけでございます。 そして、数年前から市民の皆さん、そして職員の皆様にもようやくご理解をいただきまして、そして部長級で2%、部長以外の主事を除く職員、若手の職員についても1%の減額をお願いしてきているところでございまして、給与がほかのまちよりも格別低くなって職員が大変だという話は聞いてございません。それを証拠に、ことしのラスパイレス指数も100以上のラスパイレス指数でございまして、職員の21億円ということを削減したことによって職員の給与がぐっと下がったということではございませんので、ぜひご理解いただきたい。 また、職員の皆さんも、最近は、この厳しい中にあっても小山市は活発化しているということで、笑顔を持って仕事をくれているのではないかと、こういうふうに思っておりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 以上です。
○松島不三議長 答弁、宮島総務部長。 〔宮嶋 誠総務部長登壇〕
◎宮嶋誠総務部長 野村議員のご質問の行政の情報公開についてのご質問でありますけれども、市の持っている情報というのは、3つの方針があるのだろうというふうに思っております。1つは、正しく伝える。もう一つは、多くを伝える。そして、もう一つは、迅速に伝える。これを基本にすべきだろうというふうに思っております。 現在の情報公開というのは、受けの情報公開というのが、要するに市民の皆様のほうから情報公開の請求があれば出すというようなスタンスで行っておりますけれども、今後は攻めの情報公開ということで、今言ったような視点でのこちらから働きかけるような情報公開を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○松島不三議長 23番、
野村広元議員。
◆23番(
野村広元議員) 今総務部長から情報公開が正しくと言っていましたが、先ほど塚原議員が言ったが、人件費が21億4,000万円減りました。ですから、物件費が、見ますと、市長の手法でやると、平成12年から22年の予算まで含めますと、物件費は16億7,000万円もふえているのです。だから、人件費から物件費引くと4億7,000万円しか減ってないのです。ですから、そこら辺のところも情報を的確にやらないと、市民はそのお金でいろいろあれだこれだつくってくれと要求が出てくるのです。ですから、正しい情報を伝えてもらいたい。今総務部長も言いましたが、偏った都合がいい情報だと、市民は誤解しやすいのです。ですから、きちんとこういうふうな状況になっていますから、市民の皆さんもご理解していろいろ要望なりお願いなりはしてくださいということをやらなくてはならない。それが大切なことだと思うのです。 それから、改革は手段であって、目的と言ったのですが、答弁がないのですが。一番私はキーポイントは、人口がもう減ってだんだん緩慢になってくると、小山市もかつて二けた台の人口増だったですが、今一けた台、それも一けたの後半です。それから、少子高齢社会になってくる。そのときに、市民の皆さんが将来にわたって安全、安心な老後、安心、安全な子育てができるということが私は目的だと思うのです。箱物をつくってくださいとか、道路をつくってくださいとか。道路も必要ですよ。必要でないものまでいろいろなものを、余ったメニューがいっぱいありますが、最終的にはそういう安全、安心な市民生活を担保してやる、保証してやるということが、行政、我々政治にとっても大切なことだと思うので、これは答弁は結構ですが、ぜひそういうことでこれからも小山市政を進めていただきたい。間違った情報は、両方はかりにかけていただいて、きちんとした判断で市民に知らせていただきたいということをお願い申し上げて、私の質問終わります。
○松島不三議長 この辺で打ち切りたいと思いますが。 以上をもちまして、
市政一般報告に対する質疑を終わります。
△議案第48号ないし第56号及び報告第4号ないし第7号の件、上程、
市長提案理由の説明
○松島不三議長 日程第4、議案第48号ないし第56号及び報告第4号ないし第7号を一括議題といたします。 本件については、お手元に配付のとおり、市長から議案等が提出されておりますので、送付書及び議案件名の朗読を省略し、会議録に登載いたしますので、ご了承願います。 小行経第141号 平成21年6月4日
小山市議会議長 松 島 不 三 様 小山市長 大 久 保 寿 夫 市議会議案の送付について 平成21年第3回
小山市議会定例会の議案書を別冊のとおり送付いたします。 記┌──────┬───────────────────────────────────────┐│ 議案番号 │ 件 名 │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第48号│平成21年度小山市一般会計補正予算について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第49号│平成21年度小山市公共下水道事業特別会計補正予算について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第50号│特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第51号│小山市在宅ねたきり老人等介護手当支給条例の一部改正について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第52号│小山市農業集落排水処理事業の設置等に関する条例の一部改正について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第53号│小山市手数料条例の一部改正について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第54号│小山水処理センター増設工事業務委託協定の締結について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第55号│財産の取得について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│議案第56号│人権擁護委員候補者の推薦について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│報告第 4号│平成20年度小山市一般会計継続費繰越計算報告について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│報告第 5号│平成20年度小山市一般会計繰越明許費繰越計算報告について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│報告第 6号│平成20年度小山市後期高齢者医療特別会計繰越明許費繰越計算報告について │├──────┼───────────────────────────────────────┤│報告第 7号│平成20年度小山市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算報告について │└──────┴───────────────────────────────────────┘
○松島不三議長 上程議案等の概要について、市長の説明を求めます。 大久保市長。 〔大久保寿夫市長登壇〕
◎大久保寿夫市長 ただいま上程になりました議案等の概要について、ご説明申し上げます。 今回提出いたしました議案等は、補正予算に関するもの2件、条例に関するもの4件、委託協定に関するもの1件、財産の取得に関するもの1件、人事に関するもの1件、継続費及び繰越明許費繰越計算報告に関するもの4件の計13件であります。 初めに、議案第48号及び議案第49号の2件は、平成21年度一般会計及び特別会計の補正予算であります。 議案第48号は、平成21年度小山市一般会計補正予算についてであり、歳入歳出予算にそれぞれ29億764万7,000円を増額補正し、予算総額を546億764万7,000円とするものであります。 また、議案第49号は、平成21年度小山市公共下水道事業特別会計補正予算についてであり、歳入歳出予算にそれぞれ9,000万円を増額補正し、予算総額を56億8,230万円とするものであります。 次に、議案第50号は、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありまして、老人保健法が高齢者の医療の確保に関する法律に全面改正されたことに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第51号は、小山市在宅ねたきり老人等介護手当支給条例の一部改正についてでありまして、小山市介護保険条例が一部改正されたことに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第52号は、小山市農業集落排水処理事業の設置等に関する条例の一部改正についてでありまして、農業集落排水事業において、新たに小山市東部地区農業集落排水処理施設が完成したことに伴い、処理施設の名称を追加するため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第53号は、小山市手数料条例の一部改正についてでありまして、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の施行に伴い、長期優良住宅建築等計画認定申請の審査等に係る手数料を新設するため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第54号は、小山水処理センター増設工事業務委託協定の締結についてでありまして、水処理施設増設工事に伴う電気及び機械工事の業務委託協定を締結することについて、議決を求めるものであります。 次に、議案第55号は、大谷分署配備の高規格救急自動車の老朽化に伴い、新車を購入することについて、議決を求めるものであります。 次に、議案第56号は、人権擁護委員の金澤尚武氏が、平成21年9月30日をもって任期満了となるので、金澤氏の後任として福田文江氏を推薦することについて、議会の意見を求めるものであります。 次に、報告第4号から報告第7号までの4件は、平成20年度小山市一般会計、小山市後期高齢者医療特別会計、小山市公共下水道事業特別会計の継続費及び繰越明許費繰越計算報告について報告するものであります。 以上が今回提出いたしました議案等の概要であります。何とぞ慎重ご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。以上です。
○松島不三議長 市長の説明は終わりました。 次に、議題のうち議案第48号及び第55号、以上2議案について当局の説明を求めます。 松本企画財政部長。 〔松本 勝企画財政部長登壇〕
◎松本勝企画財政部長 ただいま上程になっております議案のうち、企画財政部所管にかかわります議案第48号 平成21年度小山市一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明を申し上げます。 今回の補正予算は、100年に1度の経済危機とも言われる状況に対応するため、国の1次補正予算に歩調を合わせることにより、国、県、市が一体となって地域における景気の底割れを回避するとともに、少子高齢化への対応、低
炭素化社会の構築といった構造的な課題に適切に対応するための補正でございます。 議案書の1ページをお開きいただきたいと存じます。まず、第1条でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ29億764万7,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ546億764万7,000円にしようとするものでございます。 各款、各項の補正につきましては、2ページの第1表、歳入歳出予算の補正のとおりでございますが、詳細につきましては、別途ご説明を申し上げます。 次に、4ページをお開きいただきたいと存じます。第2表、債務負担行為補正でございます。新地方公会計対応公有財産台帳整備事業につきましては、新地方公会計制度の連結財務諸表に計上する公有財産の費用額を算出するため、財産台帳の一元化整備及び資産評価システムを構築する事業を全額県補助の緊急雇用創出事業を活用し実施するものでありまして、業務量の都合から実施に2カ年を要することであり、業務の効率化と契約事務の簡素化を図るために債務負担行為を設定するものでございます。 6ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出補正予算事項別明細書につきましてご説明を申し上げます。まず、歳入でございますが、14款2項1目民生費国庫補助金1億8,008万1,000円は、国の補正予算として全額国庫補助事業で実施する、子どもと家族応援手当事業交付金1億7,898万2,000円の増額と、同じくひとり親家庭の雇用対策として資格取得を支援する母子家庭等対策総合支援事業費補助金109万9,000円の増額でございます。 2目衛生費国庫補助金98万円の増額は、市所有のごみ運搬車を環境対応車に切りかえることによる自動車低公害化推進事業費補助金の増額、3目土木費国庫補助金4,800万円の増額は、経年劣化の著しい市道13号線及び15号線の舗装修繕を行うことによる地域活力基盤創造交付金の増額でございます。 4目教育費国庫補助金1億6,597万8,000円の増額は、小学校に太陽光発電を設置することによる太陽光発電設置事業費補助金1,000万円の増額と、次の行の学校ICT環境整備事業交付金2,650万円から、3つ下の中学校費補助金、学校ICT環境整備事業費補助金4,468万5,000円までの4補助金につきましては、市内全小中学校への地上デジタルテレビ対応工事及び各学級へのデジタルテレビの購入、教育用パソコン整備に対する補助金で、いずれも国の補正予算による増額でございます。 5目総務費国庫補助金21億6,956万6,000円の増額は、国の補正予算により、追加経済対策としての国庫補助事業や、地方単独事業の財源として市町村の規模や財政力に交付することとなった地域活性化・経済危機対策臨時交付金3億2,700万円の増額と、同じく国の追加経済対策として公共事業の財源として交付される地域活性化・公共投資臨時交付金18億3,556万6,000円の増額、及び全国瞬時警報システムの全国一斉整備に伴う補助金700万円の増額でございます。 15款県支出金、8ページになりますが、2項1目総務費県補助金9,786万4,000円の増額は、栃木県に設置された基金を財源として、各種雇用対策事業を小山市で実施することによる栃木県緊急雇用創出事業費補助金9,049万6,000円の増額と、同じく栃木県ふるさと雇用再生事業特別事業補助金736万8,000円の増額でございます。 3目衛生費、県補助金245万4,000円の増額は、節目の女性に女性がん検診の無料クーポン券を配布することによる県補助金の増額、4目農林水産業費県補助金4,607万1,000円の増額は、農道基盤整備の追加実施による県土地改良事業補助金の増額でございます。 19款1項1目繰越金1億9,665万3,000円の増額は、追加経済対策の市負担分としての前年度繰越金の増額でございます。 次に、歳出についてご説明を申し上げます。10ページをお開きいただきたいと存じます。2款1項1目一般管理費2,567万9,000円の増額は、平成20年度国の2次補正にて、栃木県に設置された基金を財源として、全額県補助で実施する緊急雇用創出事業の臨時職員賃金と保険料1,395万7,000円の増額、同じく緊急雇用創出事業を活用し新地方公会計制度に対応する公有財産台帳を整備するための事業費495万7,000円の増額、国の経済危機対策臨時交付金を財源にDV被害者への定額給付金相当額を給付するDV対策補助事業費53万6,000円の増額、全額県補助のふるさと雇用再生事業による外国人の総合的な支援事業を実施する外国人地域支援センターを設置することによる622万9,000円の増額でございます。 なお、今回の補正予算は、計上した全事業とも国の経済対策としての何らかの国、県補助金を財源に実施するものであるので、以降の説明におきましては補助金の内容は省略し、事業内容、事業費の増額分のみ説明させていただきますので、ご了承いただきたいと存じます。 4目財産管理費5,229万7,000円の増額は、初期登録13年を経過し老朽化した公用車12台を環境対策としてのエコカーに買いかえるための環境対応車購入事業費3,380万6,000円の増額と、本庁舎、公民館、保育所等の公共施設に地上デジタルテレビを設置することによる1,849万1,000円の増額でございます。 7目企画調整費2,385万6,000円の増額は、低公害バス2台の購入等を行う小山市コミュニティー・循環バス整備事業費2,233万9,000円の増額と、市民の利便性を考慮し間々田交流センターのグラウンド出口フェンスを可動式とすることによる間々田市民交流センター管理運営事業費37万8,000円の増額、小山市コミュニティーセンター分館に雇用対策として管理人を配置することによる運営費113万9,000円の増額でございます。 9目災害対策費700万円の増額は、全国瞬時警報システムの全国一斉整備に伴う地域防災強化事業費の増額でございます。 続きまして、12ページをお開きいただきたいと存じます。3款1項5目老人福祉費2,164万1,000円の増額は、特定高齢者への介護予防指導として専門指導員を配置することによる地域包括支援センター費1,427万円の増額と、市内いきいきふれあいセンター全施設に地上デジタルテレビを設置することによる737万1,000円の増額でございます。 2項1目児童福祉総務費1億8,521万9,000円の増額は、小学校入学前3年間の幼児全員を対象に1人当たり3万6,000円を支給する子どもと家族応援手当事業費1億7,898万2,000円の増額と、学童保育22施設に地上デジタルテレビを設置することによる623万7,000円の増額でございます。 2目ひとり親家庭福祉費146万6,000円の増額は、ひとり親家庭の保護者の資格取得を支援するための給付金事業費の増額、3目保育所費242万円の増額は、臨時職員を雇用し、保育所施設、児童公園等の修繕を行う保育所維持管理事業費の増額でございます。 14ページをお開きいただきたいと存じます。4款1項2目保健指導費299万5,000円の増額は、子宮頸がんは20歳以上、乳がんは40歳以上で5歳刻みの節目の女性に検診の無料クーポン券を配布することによる増額、6目公害対策費2,600万円の増額は、既に実施しているエコキュート等の購入費への補助を行う住宅用高効率給湯器設置費補助金につきまして、当初予算では不足が見込まれる分の補充としての600万円の増額と、市民のエコカー購入への補助を新規に実施することによる環境対応車普及促進補助事業費2,000万円の増額でございます。 2項1目清掃総務費567万4,000円の増額は、市が所有するごみ運搬車を環境対応車に切りかえるための増額でございます。 16ページをお開きいただきたいと存じます。6款1項2目農業総務費808万6,000円の増額は、短期雇用による農繁期における農作業の支援を行うための増額、5目農地費1億1,324万2,000円の増額は、農地の有効利用のため、農業水利施設の修繕や農道改修などの簡易な基盤整備を小山市または土地改良区で実施することによる農地有効利用支援整備費5,608万円の増額と、横倉東地区と萱橋地区の農道整備を1年前倒して実施することによる基盤整備促進事業費5,716万2,000円の増額でございます。 続いて、18ページをお開きいただきたいと存じます。8款1項2目用悪水路費1,700万円の増額は、横倉、横倉新田及び南半田の排水路を前倒しで整備することによる排水対策事業費の増額でございます。 2項2目道路維持費1億320万7,000円の増額は、経年劣化の著しい市道13号線及び15号線の舗装修繕を行うことによる道路保全整備事業費9,600万円の増額と、緊急雇用創出事業として道路の清掃や除草作業を委託することによる720万7,000円の増額でございます。 3目道路新設改良費4億4,800万円の増額は、生活道路の改良として白鳥地内の市道4115号線、雨ヶ谷地内の市道3130号線、田間地内の市道3144号線、神鳥谷地内の市道236号線及び間々田市民交流センター西側の道路ほか全18路線の整備を行うための増額。 4項1目都市計画総務費2億7,888万8,000円の増額は、バリアフリー新法に基づくJR東日本が実施する小山駅構内のバリアフリー化事業に対し、事業費の3分の1を補助することによる小山駅バリアフリー施設整備事業費4,828万8,000円の増額と、雨ヶ谷地区の調整池を前倒しで整備することによる雨ヶ谷地区まちづくり整備事業費2億3,060万円の増額でございます。 3目街路事業費1億2,000万円の増額は、20、21ページでありますが、雨ヶ谷地内の都市計画道路3・5・117萩山線の道路整備を前倒しで行うことによる増額でございます。 6目公園費10億5,770万6,000円の増額は、小山運動公園において陸上競技場全天候型トラックの整備や、野球場スコアボードの電子化、野球場とテニスコートのナイター設備の設置等を行うことによる小山運動公園改修事業費8億8,600万円の増額と、人工芝コートの張りかえとナイター設備の設置を行う原之内公園改修事業費1億1,100万円の増額、観晃橋から小山総合公園までの思川散策路の改修と鷲城がけ付近の散策路に落石防護さくを設置することによる思川散策路改修事業費5,700万円の増額、及び緊急雇用創出事業として未整備公園の除草等を委託することによる370万6,000円の増額でございます。 次に、22ページをお開きいただきたいと存じます。9款1項3目消防施設費874万6,000円の増額は、防災対策、消防設備の充実として、豊田分署訓練搭改修や呼吸器用ボンベ、高所用救命器具、防毒衣などの整備をするための増額でございます。 24ページをお開きいただきたいと存じます。10款1項2目事務局費1,131万3,000円の増額は、緊急雇用創出事業として臨時職員を雇用し、小中学校の環境整備や図書館整理を行うことによる増額でございます。 3目教育振興費3,144万7,000円の増額は、私立幼稚園の新入園児に対する補助員等の配置を行う私立幼稚園保育サービス提供事業費1,041万6,000円の増額と、障がい児の学習支援や介助等の生活支援を行う特別支援教育支援費984万円の増額、昔ながらの生活の知恵を体験させるため、寒川小の水車を活用した粉ひき装置を設置するこによる田んぼの学校づくり事業71万6,000円の増額、小中学校の学習充実を図るため、臨時教員を雇用することによる社会人T・T配置事業247万5,000円の増額、網戸小と下生井小の小規模特認校制度導入による学区外受け入れ児童の送迎のためのワゴン車2台を購入することによるスクールバス購入事業800万円の増額でございます。 2項1目学校管理費1億4,258万6,000円の増額は、来年度整備予定の小学校パソコン整備200台を前倒しで行うことによる教育用コンピュータ整備事業費3,349万5,000円の増額と、全小学校全教室のアナログテレビ351台をデジタルテレビに買いかえることによる1億909万1,000円の増額でございます。 3目学校建設費9,500万円の増額は、大谷北小、大谷南小の学校耐震化工事にあわせ太陽光発電を設置することによる4,100万円の増額と、先ほどの小学校各教室へのデジタルテレビ配置に伴う学校内配線工事が必要となる地上デジタル対策事業費5,400万円の増額でございます。 3項1目学校管理費8,937万1,000円の増額は、小学校費と同様に中学校教育用コンピュータ220台の整備事業費3,684万5,000円の増額と、26ページになりますが、中学校への地上デジタルテレビ169台の整備事業費5,252万6,000円の増額でございます。 3目学校建設費2,750万円の増額は、こちらも小学校費と同様に中学校施設への地上デジタル対策事業費の増額でございます。 4項5目博物館費130万8,000円の増額は、臨時職員を雇用し、子供たちへの情操教育の一環として、昔遊び体験を行うことによるもの作り体験教室実施の増額でございます。 以上が平成21年度小山市一般会計補正予算(第1号)の概要でございます。 何とぞよろしくご審議の上、議決くださいますようお願いを申し上げます。以上であります。
○松島不三議長 次に、宮嶋総務部長。 〔宮嶋 誠総務部長登壇〕
◎宮嶋誠総務部長 ただいま上程になりました議案のうち、総務部所管にかかわります議案第55号 財産の取得についてご説明申し上げます。議案書の45ページをお開きいただきたいと存じます。あわせて別冊参考資料9ページもお開きいただきたいと存じます。 このたび取得します財産は、平成12年度に消防大谷分署に配備されておりました高規格救急自動車の運行過多による老朽化に伴い、新たに購入する同規格救急自動車1台であります。 取得金額は3,255万円で、議会の議決に付さなければならない金額となるため、提案するものであります。 購入先は、小山市粟宮1丁目14番23号、栃木トヨタ自動車(株)小山粟宮店であり、指名競争入札により決定したものであります。 なお、購入車両は、傷病者に苦痛を与えにくいサスペンション等を搭載し、緊急走行時の安全性を確保するための各種装備を装置するとともに、高度救命処置用資機材と救急用資機材を装備し、適切な救急処置が行える機能を備えたものであります。 何とぞ慎重ご審議の上、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○松島不三議長 次に、議題のうち議案第50号及び第51号、以上2議案について当局の説明を求めます。 猿山保健福祉部長。 〔猿山悦子保健福祉部長登壇〕
◎猿山悦子保健福祉部長 ただいま上程になっております議案のうち、保健福祉部所管にかかわります議案第50号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。議案書の36ページをお開きいただきたいと存じます。また、議案参考資料の1ページをあわせてお開きいただきたいと存じます。 本案の提案理由についてご説明申し上げます。老人保健法(以下「旧法」という。)が、高齢者の医療の確保に関する法律(以下「新法」という。)に全面改正されましたことにより、旧法による保健事業のうち新法に定められたもの以外については、健康増進法に基づく事業として、引き続き市町村が実施することになりました。この訪問指導事業につきましては、40歳以上の者で心身機能の低下防止と健康の保持増進等の観点から支援が必要な者及び家族に対して行うものでありますことから、関係例規の一部改正を行うため、提案するものでございます。 上程いたしました特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、議案書にありますように、「老人保健訪問指導員」を「成人保健訪問指導員」に改めるものでございます。 続きまして、議案第51号 小山市在宅ねたきり老人等介護手当支給条例の一部改正につきましてご説明申し上げます。 議案書の38ページをお開きいただきたいと存じます。あわせて議案参考資料の2ページをお開きいただきたいと存じます。 本案は、小山市介護保険条例の一部改正に伴いまして、改正後の保険料率に係る第1号被保険者の区分が細分化されたことによりまして、手当額区分を改めるため、所要の改正を行うものでございます。 なお、支給基準と手当額に変更はございません。 以上が今回上程いたしました議案の概要でございます。何とぞご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。以上でございます。
○松島不三議長 次に、議題のうち、議案第52号について当局の説明を求めます。 渡辺経済部長。 〔渡辺一郎経済部長登壇〕
◎渡辺一郎経済部長 ただいま上程になっております議案のうち、経済部所管にかかわります議案についてご説明申し上げます。 議案第52号 小山市農業集落排水処理事業の設置等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。議案書につきましては39ページを、別冊議案参考資料につきましては3ページをお開きいただきたいと思います。 本案は、平成16年度より実施しております農業集落排水処理事業、小山市東部地区でございますが、処理施設の完成に伴いまして、平成21年7月11日から供用開始するため、本条例第3条、処理施設の名称等を別表に加えるものでございます。 なお、本条例は、公布の日から施行するものであります。 以上が小山市農業集落排水処理事業の設置等に関する条例の一部改正についてのご説明でございます。何とぞよろしくご審議の上、議決くださいますようお願い申し上げます。以上でございます。
○松島不三議長 次に、議題のうち、議案第49号、第53号及び第54号、以上3議案について当局の説明を求めます。 小倉建設水道部長。 〔小倉利昭建設水道部長登壇〕
◎小倉利昭建設水道部長 ただいま上程になっております議案のうち、建設水道部所管に係ります議案2件につきましてご説明申し上げます。 初めに、議案第49号 平成21年度小山市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。議案書の29ページをお開きいただきたいと存じます。 第1条第1項でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,000万円を増額いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ56億8,230万円とするものでございます。 また、第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、30ページの第1表「歳入歳出予算補正」のとおりでございますが、詳細につきましては、歳入歳出補正予算書事項別明細書にてご説明申し上げます。 32ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございますが、3款1項1目公共下水道国庫補助金8,550万円を増額し、9億4,555万円とするものであります。 次に、5款1項1目繰越金450万円を増額し、7,524万5,000円とするものであります。 続きまして、歳出についてご説明申し上げます。34ページをお開きいただきたいと存じます。2款1項1目公共下水道建設費9,000万円を増額し、21億2,204万3,000円とするものであります。これは、緊急経済対策による粟宮処理分区の補助事業の追加に伴う増額補正であります。 続きまして、議案第54号 小山水処理センター増設工事業務委託協定の締結についてご説明申し上げます。議案書44ページをお開きいただきたいと存じます。なお、議案参考資料の7ページ、8ページもあわせてご参照いただきたいと存じます。 小山水処理センターは、公共下水道整備区域のうち小山処理区で発生する汚水を、現在6系列の水処理施設にて処理を行っている処理場でございます。小山処理区の整備拡大及び水洗化促進により流入汚水量が年々増加しており、平成23年度には予測流入汚水量が現有処理能力を上回ることから、昨年度より増設工事を進めているところでございます。躯体工事といたしましては、構造上、7池目及び8池目の2系列の増設工事でありまして、3カ年継続事業として進めているところでございます。今年度より電気及び機械の増設工事を2カ年継続事業としまして、当座の対応分としての7池目のみの工事を行うものでございます。なお、8池目の電気及び機械の増設工事につきましては、今後の流入汚水量の増加状況を見きわめた上で実施するものでございます。 工事実施に当たりましては、高度で最新の技術を導入するとともに、施設を支障なく稼働させながら施工しなければならないことから、業務に精通しております日本下水道事業団に委託するため、委託協定を締結するものでございます。 費用は、6億8,800万円でございます。 委託の相手方は、東京都新宿区四谷三丁目3番1号、日本下水道事業団代表者、理事長、澤井英一氏でございます。 提案理由は、小山水処理センターの工事委託協定を締結することについて、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定によるものでございます。 以上で議案第54号 小山水処理センター増設工事業務委託協定の締結についての説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、議決いただきますようお願い申し上げます。
○松島不三議長 次に、斎野都市整備部長。 〔斎野秀幸都市整備部長登壇〕
◎斎野秀幸都市整備部長 ただいま上程になっております議案のうち、都市整備部所管にかかわります議案第53号についてご説明申し上げます。 議案書の41ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、議案参考資料4ページから6ページをごらんいただきたいと存じます。今回の条例改正は、良質な住宅を建築し、長期にわたり良好な状態で使用することにより、住生活の向上及び環境への負荷の低減を図ることを目的とした長期優良住宅の普及の促進に関する法律の施行に伴い、所管行政庁による長期優良住宅建築等計画認定申請の審査等に係る事務を実施することになりました。つきましては、当該事務に係る手数料を新設するため、小山市手数料条例の一部改正について、本条例案を提案するものでございます。 施行時期につきましては、公布の日から施行しようとするものであります。 以上、議案第53号の議案説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、議決いただきますようお願い申し上げます。
○松島不三議長 以上で、議題のうち、議案第48号ないし第55号に対する当局の説明は終わりました。
△議案第56号の件、説明、質疑、討論、採決
○松島不三議長 日程第5、議案第56号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 上程議案に対し、市長の説明を求めます。 大久保市長。 〔大久保寿夫市長登壇〕
◎大久保寿夫市長 ただいま上程になりました議案についてご説明申し上げます。議案書の46ページをお開きいただきたいと存じます。 議案第56号 人権擁護委員候補者の推薦についてであります。次の者を人権擁護委員候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 氏名、福田文江、住所、小山市大字間中1280番地1、生年月日、昭和23年1月5日。 提案理由、人権擁護委員の金澤尚武氏が、平成21年9月30日をもって任期満了となることに伴い、後任として福田文江氏を推薦することについて、議会の意見を求めるため、本議案を提案するものであります。 なお、氏の略歴につきましては、議案参考資料10ページに記載いたしましたので、ご参照いただきたいと存じます。 何とぞよろしくお願いいたします。
○松島不三議長 お諮りいたします。 ただいま上程中の議案は、人事案件で、慎重検討の上提案されたものと認め、質疑、
委員会付託並びに討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松島不三議長 ご異議なしと認めます。 よって、これより採決いたします。人権擁護委員候補者に福田文江氏を推薦することに同意したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松島不三議長 ご異議なしと認めます。 よって、議案第56号 人権擁護委員候補者の推薦については、これに同意することに決しました。
△議員派遣の件
○松島不三議長 日程第6、議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。平成21年度
全国市議会議長会欧州都市行政調査団の参加者として、議会を代表し派遣する者をお手元に配付しましたとおり派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松島不三議長 ご異議なしと認めます。 よって、お手元に配付いたしましたとおり派遣することに決しました。 平成21年6月4日 議 員 派 遣 の 件
地方自治法第100条第13項及び小山市議会会議規則第154条の規定により、次のとおり議員を派遣する。 1 平成21年度
全国市議会議長会欧州都市行政調査団 (1)派遣目的 新たな地方分権改革が進行している現在、人口減少と少子高齢化、グローバル化時代に伴う情報化の進展等により社会構造の変化は、一段と顕著になってきている。 このような変化に対応して、各自治体においては、自らの創意工夫によって、住民の多様なニーズに適応した自主的な運営を行うとともに、地域の特性をいかした活力ある街づくりを進めていくことが強く求められている。また地方分権の推進に伴う地方議会の果たすべき役割はますます大きくなっている。 このような観点からヨーロッパの各都市を訪問し、地方自治の実態及び行政施策、地方議会の実情を調査するとともに、自治体の責任者との意見交換を行うものである。 (2)派遣場所 フランス スウェーデン ドイツ (3)派遣期間 平成21年7月1日~平成21年7月9日 (4)派遣議員 大山典男議員
△次会日程の報告
○松島不三議長 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了いたしました。 なお、6月8日は午前10時から本会議を開き、市政に対する一般質問を行います。
△散会の宣告
○松島不三議長 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。 (午前11時55分)...